おすすめの1冊『眠れぬ夜はケーキを焼いて』

『眠れぬ夜はケーキを焼いて』あらすじと紹介

『眠れぬ夜はケーキを焼いて』は著者である「午後さん」のエッセイ漫画とレシピ集です。
もともと生活リズムが崩れやすく、寝すぎてしまったり、寝られなかったりしてしまう午後さんは
みんなが寝静まった夜更けにひとり起きていることも。

心に浮かぶ不安や孤独、自分をダメだと思ってしまう気持ちを抱えて、
午後さんは真夜中にお菓子をつくり、部屋を掃除し、明け方にはお散歩に出かけます。

「きっと大丈夫」
そう思える小さな瞬間をたくさん集めて
穏やかに日々を暮らそうとする午後さんの日常には、
悲しみや不安に負けてしまいそうなときのヒントがたくさん。

エッセイ漫画ですが、どこか絵本のような優しいタッチで
読む人をほっと安心させてくれる1冊です。

ちなみに本の中には、午後さんが実際に作ったお菓子のレシピが掲載されていて、
読んでいるだけでどこからか甘くておいしい香りが漂ってくるようですよ。

眠れない時、不安や孤独に負けそうな時に

きっとだれしもが、生きていく中で何回も
「眠れない夜」を経験するでしょう。

静まり返った世界でひとりぼっちになった気がして、
不安で、孤独で、涙が落ちてしまうかもしれません。

そんなときに
私は、自分に何をしてあげられるのだろう。

自分の気持ちを受け止め、いたわり、
そっと折り合いをつけられるようになったなら、
「こんな日もある、大丈夫」と
思えるようになるかもしれません。

眠れぬ夜も、眠れない自分のことも大切にしたいものですね。